『チョーキング』という現象名を聞いたことはありませんか?
この症状を知っていることで、外壁の劣化状況を判断することができます。
「そんな言葉、聞いたこともない」という方や、「チョーキングという言葉は知っているけれど、何が原因で起こるのかは知らない」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、この現象が起こる原因についてご説明しようと思います。
□チョーキング現象
外壁の表面に白い粉のようなものが浮き出して劣化している状態が『チョーキング』です。
「外壁が劣化して起こる現象」と聞くと、悪いイメージが付いてしまうかもしれませんね。
しかし実は、チョーキングは悪い現象ではありません。
そこまで深刻な劣化症状ではないということです。
チョーキングは外壁塗装の一番表面にある『塗膜』の劣化によって引き起こる現象です。
これを放置しているとひび割れなどの他の深刻な症状につながってしまいますが、チョーキングによって外壁の劣化に気づくことができれば、外壁の表面で劣化を食い止めることが可能なのです。
劣化の判断材料として、チョーキングを上手く活用できると良いですね。
□チョーキングは何が原因で起こる?
チョーキングは外壁塗装の一番表面にある『塗膜』の劣化によって引き起こる症状であるとご説明しました。
その塗膜の劣化は主に紫外線が原因であると考えられています。
外壁は毎日太陽の光にさらされていますが、太陽の光に含まれている紫外線が塗膜を劣化させてしまうのです。
その他にも、気温が高すぎたり低すぎたりすると塗膜にダメージを与えますし、雨に含まれる酸性物質や、外壁にものがぶつかってもダメージになります。
これら毎日のダメージが積み重なると、チョーキングにつながっていくのです。
□チョーキングの確認方法
チョーキングが起こっているかどうかを確認する方法は、とても簡単です。
外壁を手のひらで撫でるだけ。
外壁を撫でた手のひらに白い粉のようなものが付着したら、症状が起こっているということです。
逆に手のひらに何も付かなかったら、その外壁は劣化していないと思って大丈夫でしょう。
□最後に
チョーキングが起こる原因などについて、今回はご説明いたしました。
チョーキングがどうして起こるのかについてお分かりいただけたでしょうか。
確認方法を知っていると、外壁が劣化しているかどうかが簡単に分かるのでとても便利です。
ぜひ、あなたの家の外壁でも試してみてくださいね。