外壁

外壁塗装における減価償却の仕組みを相模原の業者が解説します!

外壁塗装をする際に事業用の建物の場合は確定申告をする必要があります。
そのため、外壁塗装における減価償却の一般的な考え方を知っておくことは重要です。
しかし、減価償却は簿記の専門用語でもあり、理解しにくい内容ではないでしょうか。
そこで今回は外壁塗装における減価償却の仕組みを相模原の業者がわかりやすく解説します。

□外壁塗装における減価償却の仕組みとは?

まずは減価償却の仕組みを理解することが重要です。
そこでまずは外壁塗装における減価償却の仕組みがどのようなものなのかを解説します。

外壁塗装をした場合、経費は「修繕費用」と「資本的支出」の2つに分かれます。
このうち、「資本的支出」の方は1度に経費の計上ができず、減価償却をする必要があります。
このように勘定科目によって区別する必要があるので、まずは勘定科目の理解からしていきましょう。

*修繕費

外壁塗装を収益的な支出と考える場合はその科目は「修繕費」です。
修繕費とはその言葉通り何か建物を修理する場合の費用を指します。
例えば、雨漏りの修理や台風や大雨で壊れてしまった部位の修繕、外壁のひび割れ補修などがあります。

*資本的支出

資本的支出となる場合、勘定科目は「建物」です。
具体的には、外壁の見た目を変更したり、内装をより美しくしたりする場合などです。
つまり、修繕費とは、マイナスになったものを元どおりにすることで、資本的支出とは元からあるものをプラスにしていくことです。

*修繕費と資本的支出の考え方

しかし、具体的にはどのような基準を持って決めていけば良いのでしょうか。
実際、明確に決められる基準があるので紹介します。
また今から紹介する条件に当てはまるものは資本的支出であっても修繕費として計上可能です。
1つは支出額が20万円未満の場合で、もう1つがおおむね3年以内の周期で修理や改良が行われている場合です。
この2つの基準を軸に判断していきましょう。

また、この他にも資本的支出が修繕費かが明らかでない場合なら次のどちらかの条件を満たせば修繕費として判断できます。
1つは支出額が60万円未満の場合で、もう1つが修理、改良等に係る固定資産の前年12月31日における取得価格のおおむね10%相当額以下の場合です。
この2つは明らかに資本的支出と判断できる時は該当しないので注意してください。

□資本的支出と修繕費のそれぞれの利点と欠点は?

それぞれの処理の方法には利点と欠点があります。
そこで、それぞれの利点と欠点について解説していきます。

資本的支出の利点は法人税上、毎年計上しなくてもよく、利益が出ていない年の場合は経費を計上する必要がありません。
また、事業収益を調整できるので、事業融資をしてもらいやすくなります。
さらに、マンションによる収益がある場合は、有効な節税になるでしょう。

反対に欠点として、毎年、計上できる経費の上限額が決まってしまっています。
また、利益が出ずにマイナスの年に減価償却を持ち越した場合、金融機関から減価償却不足を指摘され、不足額を控除されて審査される可能性があり、その場合は融資に通りやすくなるといったことはありません。

次に修繕費として処理する場合の利点です。
主な利点は外壁塗装を施行した年に経費を全て計上できることです。
つまり一時的に節税が可能ということです。

反対に欠点としては収入があまり良くなかった場合に銀行から追加の融資を拒否される可能性が高くなってしまうでしょう。

□外壁塗装を減価償却ができるかわからない場合はどうすればいい?

中には減価償却できるのかわからないというようなケースもあると思います。
そこで実際にあるような場面で減価償却できるのか、どのように判断していくのか紹介します。

今回紹介する場面は中古物件を購入し外壁塗装をした上で業務上の使用を開始したケースです。
これまで使用していた建物とは別に中古物件を購入し、その後外壁塗装を行い、入居者を募集した場合どのように処理すれば良いのかわからないといった方は多いでしょう。

実際にこの場合だと「建物の取得価格」に外壁塗装費を含めます。
つまり外壁塗装の費用は建物の取得価格として処理され、毎年減価償却が行われます。

□外壁塗装の法定耐用年数について解説します!

資本的支出となった場合、減価償却をする必要がありますが、どのように処理していけば良いのでしょうか。
ほとんどのものは法定耐用年数を基準に減価償却していきますが、外壁塗装には法定耐用年数は設定されていません。
そのため、塗装を行なった建物を指標として決めていく必要があります。
建物は同じ構造であっても使用用途が違うと、法定耐用年数は異なります。
例えば事務所として使う場合と飲食店として使う場合などです。
そのため、それぞれの用途に適した方法で適切に処理していきましょう。

□まとめ

今回は外壁塗装における減価償却について解説しました。
1つずつきちんと理解していけばそれほど難しくないことがご理解いただけたのではないでしょうか。
また、相模原で外壁塗装や屋根塗装、古い木造の補修などをお考えの方はぜひ当社まで気軽にご連絡ください。

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