外壁塗装をしようか悩んでいる方の中で火災保険が適用できるなら積極的に有効活用していきたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、実際に自分の家を外壁塗装するときに、適用できるのかどうかわからないといった方も多いと思います。
そこで今回は相模原の専門家が火災保険を使って外壁塗装が可能なのか解説します。
□火災保険はどこまで適用されるの?
まず初めにどのような条件であれば、適用されるのか知っておく必要があります。
ここでは補償の対象と、補償の範囲の2つに分けて解説します。
*補償対象を確認しよう
一般的に、火災保険は対象を建物と建物だけでなく家財も含まれたものの2つのうちどちらかを選択します。
どのように建物と家財の識別方法は、建物=動かせないもの、家財=動かせるものと考えてください。
具体的に建物では、建物本体の他に門やフェンスなどさまざまなものがあります。
保険を使い、破損したフェンスを直せるということです。
「そんなものまで直せるの?」
と、驚く方も多いと思います。
建物=住居のであるという認識が一般的なので、驚いてしまうのも無理はありませんが、保険の建物とは外構、エクステリアなども指しています。
次に家財で実際に指定されているものとしては、家具やテレビ、冷蔵庫などみなさんが想像しているもの通りのものです。
ほとんどの方は、家財まで対象になっているかはどのようなプランを選択したか次第なので、わからない場合は保険会社に連絡して確認しておくと良いでしょう。
*補償範囲を確認しよう
一般的に補償範囲は、ざっくり2つに分けられます。
そのため今から解説する2つさえ知っておけば問題ありません。
それでは1つずつ解説していきます。
まず、住宅火災保険というものです。
こちらは主に「火災」、「落雷」、「破裂」、「爆発」、「風災・ひょう・雪による災害」が含まれているので、これらに該当するものは保険でまかなえるでしょう。
次に住宅総合保険というものですが、先ほどのものに加えてさらに追加されるのが、「水濡れ」、「騒じょう」、「盗難」、「住宅外部からの物体の落下・飛来・衝突等」です。
このように2つを比べると違いがはっきりと理解できるでしょう。
しかし、ここで気をつけていただきたいことがあります。
それは、どのような理由で破損したか次第で、補償されるかが決まるということです。
つまり門が壊れたとしても、その理由が台風なのか、雪なのか、自分自身のミスなのかによって変わってくるということです。
基本的に自然災害であれば補償されますが、水害や窃盗などのものは自分がどのようなプランに加入しているか次第でしょう。
もう1つ気をつけていただきたいことが通常の経年劣化には使用できないということです。
そのため、一般的に年月が経って、古くなってきたから外壁塗装をしたい場合は火災保険を適用できません。
基本的に外壁塗装の場合は何か損壊などの被害が発生した場合のみ保険を利用できるので覚えておきましょう。
□火災保険が適用される流れを解説します!
次にどのような流れで保険金が支払われるのか解説します。
外壁の損壊が発生したときに1番はじめにすべきことは契約している損害保険会社に連絡することです。
次に、申請に必要な書類や注意事項を聞いていきましょう。
その後はそれぞれの申請書を作っていき、保険金の請求申請を行いましょう。
次に、申請を受けた損害会社が損害鑑定人を損壊が生じた家に派遣し、実際にどうなっているのか調査します。
最後に、その調査結果を受けて、実際に会社が審査を行い、申請内容が認められれば保険金が支払われます。
□外壁塗装で火災保険を利用するときの注意点を解説します!
絶対に気をつけてほしいことは、悪徳業者に騙されないようにすることです。
例えば、悪徳業者に保険金を持ち逃げされるといったこともあるので、外壁塗装業者には細心の注意を払いましょう。
そのほかにも悪徳業者に無駄な工事を追加されることもあるので気をつけましょう。
□火災保険を有効活用した補修事例を紹介します!
今回紹介するのは雨樋(あまどい)交換工事をしたケースです。
外壁よりも外側に設置されている雨樋ですが、雨樋が破損してしまうと、緊急性の高い補修になるでしょう。
今回紹介するケースでは、多方面で雨樋の破損が見られたので、住まい全体に足場を設置し、工事を行いました。
足場の設置ではこの場合、20万ほど費用がかかりますが、それを火災保険でまかなうことが可能になったケースです。
□まとめ
先ほども解説した通り外壁塗装に火災保険を適用するには通常の経年劣化では適用できず、損壊をした場合は適用できるということを覚えておきましょう。
このことを覚えておくだけでもいざという時にどうすればいいのかの手助けになるでしょう。
また、相模原で外壁塗装を考えている方は当社までご気軽にご相談ください。