新築・リフォーム・リノベーション・模様替えなどをして綺麗になったマイホーム。
さらに快適に過ごすために「色」にこだわってみるのはいかがでしょう。
「色」は昔から意味をもち、力があると考えられてきました。
中国古来から伝わる「風水」では「陰陽」や「五行説」を用いることで運気を上げることができると言われています。
また、風水は家相や鬼門・裏鬼門など、知っておきたい内容もたくさんあります。
その中でも、一番取り入れやすい「方角と色」の関係を、見ていきましょう。
▢ 北(冬を意味し、水の気)
北は冬を意味し水の気、陰の方角です。
北の方角は活動の場とするよりは、寝室、納戸、書斎といった安らぎの場所として使用するのが良いでしょう。
上手く活用できれば、精神の柔軟性や平静心を保ち、自立心や向上心を上げると言われています。
上手く活用できない場合は、孤立、不安、寂しさなどが強く出てしまうので、注意も必要です。
また、貯金・財運・貯蓄・投資など、金運を司る方角でもあるため、金庫や通帳などは北におくのがいいとされています。
北に黒やグレーなど深く暗い色を置くと、陰に引き寄せられてしまいやすくなります。
なので、北には淡い暖色系が良いでしょう。
アイボリーや薄いピンク、淡いオレンジなど相性が良いです。
避けるべき色は、真反対になる赤です。
北が持つ力を乱してしまうので、避けたほうが良いしょう。
▢ 西(鉱物・金属、金運を意味する)
西は収穫・繁栄など、とても良い方角とされています。
金運上昇や、富、成功といった力が強く、入ってきた金運が出ていかないという特徴も併せ持っているため、
上手く活用したいものです。
そんな金運に恵まれそうな西に取り入れると良い色は、白・金・銀です。
まさに金属の色になります。
白は純白のイメージの強い白が良いでしょう。
けがれない純白は、強運を引き寄せます。
金色は金運と強く繋がっており、金運を上げるには金色が最強です。
銀色は才能開花、チャンス到来、精神の安定など心に隙間を作り、マイナスなエネルギーを跳ねのけると言われています。
また、ピンクや黄色も相性が良いので、ぜひ取り入れてみてください。
相性が悪いとされている色は赤・黒・紫です。
強運の方角とされている西にとって、特に避けたほうが良いのは、陰の色である黒・紫は極力避けた方が良いでしょう。
▢ 南(火の気・芸術・美)
南は、発想力や爆発的なひらめきなど、刺激の強い方角です。
また、火の気を司っているため、陰の気を燃やすとも言われています。
安らぎの場所というよりは、体を動かしたり、ものづくりをするなど、活動の場所とするのが良いです。
そんな活動的な南には、火の気のバランスを安定させる緑・黄緑や、芸術的な落ち着いた空間にする紫が合います。
美の力が欲しい場合は、ピンクやベージュも良いでしょう。
相性があまり良くないのは、赤です。
南は本来、赤く燃え上がる気が強いため、赤を多用してしまうと刺激が強すぎてしまい、イライラし心を乱してしまいます。
なるべく自然に近い色を取り入れると、バランスが取れてきます。
▢ 東(活気・運気・出世)
東は「仕事の方角」とも言われ、出世や昇進を望むなら東側を整えると良いでしょう。
朝日が昇る東は発展的な運気を司っているため、これから何か大きな目標を掲げている方には注目すべき方角です。
また、花や草木のような、植物の気を持っています。
観葉植物などを置くと、長持ちしてくれるでしょう。
そんな自然に近い力を持つ東には、青・緑など、自然の中にある色たちがとてもよく合います。
海や川の青い色も、集中力を与えてくれ、勉強などに打ち込みたい時や考え事をする時には最適です。
花々のピンクなども相性がとても良いです。
相性の悪い色は、金属を連想させる、金・銀や、枯れ葉を連想させてしまう、オレンジ・黄色です。
自然の力を司る東には、金属を連想させる色をおくのは運気が下がると言われています。
また、オレンジや黄色は草花が枯れて、活力がなくなっている状態を連想させれる色なので、自然を司る東には向きません。
◆まとめ◆
今回は、風水での方角と色の関係に着目してみました。
東西南北すべての方角で共通していることは、黒の多用は避けた方が良いということです。
唯一黒を活用できるのは北ですが、北でも陰の気を作り出しすぎないように、黒はポイントだけにした方が良さそうです。
今インテリアコーディネーターの方々の中でも取り入れられている「方角と色」の組み合わせは、
きっと、生活を豊かにしてくれる、古来からの知恵なのかもしれません。