外壁塗装をしたいけれど、トラブルに合わないか心配ですよね。
そこで、相模原にお住まいの方に外壁塗装で起こりうるトラブルとその予防策についてご紹介します。
□外壁塗装で起こりうるトラブルとその予防策とは
まず、外壁塗装で起こりうるトラブル3点とそれを防ぐ方法についてご紹介します。
1つ目は、コーキングがすぐに劣化すること。
コーキング剤は塗装するときに必要なものです。
このコーキング剤には可塑剤という軟質化する成分が入っており、可塑剤は着色剤などが接着している方へ移動することがあります。
この現象が起こってしまうと、接触面にベタつきを起こして汚れを付着させてしまいます。
予防策として、ノンブリードタイプのコーキング剤を使用してもらうようにしましょう。
コーキング剤にはブリードとノンブリードと言われる2つのタイプがあって、この内、可塑剤が含まれていないものがノンブリードタイプです。
見積もりの段階でどちらのタイプが使用されているか業者に聞いておきましょう。
2つ目は、窯業系サイディングに弾性塗料を塗って劣化してしまうこと。
窯業系サイディングボードには断熱性に優れたものがあります。
それを弾性塗料で塗り替えてしまうと、熱がこもる上に通気性がなくなってしまうため、塗料が伸びてしまい、最終的に剥がれてしまいます。
予防策として、断熱性がある窯業系サイディングボードには弾性塗料は塗らないようにしましょう。
3つ目は、塗料がつきにくいサイディングに塗装して劣化してしまうこと。
光触媒、無機、フッ素などの加工塗料がすでに施されているサイディングボードがあります。
これらの塗料は非常に強力なので、そのまま塗装工事を行うと塗料が密着せずに剥がれてしまうことがあります。
しっかりと前の塗料を落としきってから新たな塗料を塗る必要がありますね。
予防策として、まずは家の外壁で何が使われているのかを確認しておきましょう。
外壁材に詳しい業者に塗装を依頼することもとても重要ですね。
□外壁塗装以外のトラブルについて
塗装のトラブルについてご紹介しましたが、実は塗装する部分以外にもトラブルが起こりうるので、それについてご紹介します。
まず、あらゆる箇所に塗料が飛び散り、付着してしまうこと。
外壁塗装をするときにはローラーやスプレーによる吹き付けで行います。
スプレーだけでなく、ローラーを転がす際にも周りには塗料が飛び散ってしまうのです。
このトラブルを未然に防ぐためには、養生材で周囲をしっかりと覆うことが大切です。
養生材は終わった後ゴミになるため、あまり細かいところまで養生を行わないという業者もいるので、塗装が始まる前に養生が細かいところまで行われているか確認しましょう。
それでも万が一塗料が飛び散って付着してしまった場合、タオルなどで拭き取るようにしましょう。
水性塗料の場合は、乾燥しきらないうちにタオルを水で絞って拭き取ってください。
また、周りの植物に飛び散ってしまった場合、ガムテープのノリ面で取るようにしましょう。
植物への飛び散りを取り除くときには植物を痛めないようにすることも気をつけてくださいね。
そして、もう1つは高圧洗浄をするときに水が室内に侵入してしまうこと。
これには家主側のミスと業者側のミスの2つのパターンがあります。
家主側のミスとしてあげられるのは、窓や鍵を閉め忘れたことや、換気扇を回したままにしていたことです。
窓からだけでなく、換気扇から水が侵入してしまうこともあるので、作業が始まる前に十分に確認することが大切です。
施工工程表という施工の日程表が塗り替えを行う際にもらえるので、それを見て確認を行うのが良いでしょう。
反対に、業者側のミスとしてあげられるのは、全て同じ水圧で高圧洗浄して水の侵入を招いてしまうことです。
高圧洗浄は外壁の状態や箇所によって水圧を変える必要があるため、これを無視して作業を行うと水が侵入してしまうことがあります。
どちら側のミスだったとしても、水の侵入を見つけたらすぐに高圧洗浄を行った職人の方に伝え、対応してもらうようにしましょう。
この時にひび割れしていないか、コーキング部分からの水の侵入はないかなど、損傷がないかどうかも確認してもらいましょう。
□外壁塗装工事のトラブルを防ぐための根本的な方法とは
トラブルを防ぐために有効的な方法をご紹介します。
まず、安心できる業者を選びましょう。
優良な業者と契約することがトラブル防止の近道です。
得意とする工事があること、誠実であること、経験年数が長いことなど、様々なポイントを見て良い業者か見極めることが大切です。
また、工事内容が明確で、見積もりも出してくれる業者であれば、さらに安心して工事を依頼できます。
そして、契約書の控えをもらいましょう。
外壁塗装の請負契約を結ぶ時には、契約書を交付することが建設業法で定められています。
工事の請負契約を結ぶ際には、契約内容が記載された書面に署名、押印をしてお互いが保管することが必要です。
しかし、中には契約書を取り交わさない業者もあり、このことは工事費の支払いの時などにトラブルの原因となってしまいます。
契約書は必ず作成してもらうようにしましょう。
□まとめ
外壁塗装で起こりやすいトラブルについてお分かりいただけましたか。
工事を業者に依頼するときに参考にしてみてくださいね。