「壁の木部を塗装する塗料がわからない」
そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は木部塗装の塗料の種類について解説します。
□木部塗料について
木部塗料は、大きく分類してペンキ・ステイン・防虫ステインの3種類があります。
*木目を塗りつぶす塗料
この塗料は、表面に塗膜を作り木材を保護します。
そのため、木材の木目が隠れます。
劣化がひどい時は一般的に木目を塗りつぶす塗料が使用されます。
木目を塗りつぶす塗料は、表面の保護はできますが内部は守れません。
木材が劣化するとひび割れが発生します。
このひび割れから水が染み込み、内部からボロボロになります。
耐久性の高さのみを見ると、浸透タイプの方が優れている場合があります。
また、木目が隠れてしまうため木材本来の質感は失われます。
ペンキはここに分類されます。
*木目を生かす塗料
木造住宅の外壁や木という素材に特化した塗料で、木の特徴を最大に活かせます。
塗料が内側に浸透することによって木を守ってくれる仕組みです。
ワックスやオイルなどの成分は木材の中まで浸透します。
そのため、塗装後でも見た目や木材の雰囲気や風合い、質感は保つことができます。
しかし、外に塗膜を貼らないため雨などでシミになりやすいです。
水性と油性があり、外壁に使われるのは風雨に強い油性タイプです。
最近では水性タイプの塗料でも、仕上がりでは油性と大きな違いが見られなくなるほど質が向上しています。
そのためメーカーによっては匂いが強くない水性タイプを使うこともあります。
□用途ごとのおすすめの塗料
*キシラデコール
質感を残したい方におすすめの塗料です。
木に優しい塗料です。
家庭用の販売もあるため、自分で作業をしようという方も使用できます。
値段は4リットルで8,510円です。
*コンゾラン
耐久性を優先したい人におすすめの塗料です。
高耐久の木目を塗りつぶす塗料です。
浸透タイプより、耐久性が高く塗り替えスパンは5年〜8年程度です。
値段は4リットルで8,194円です。
*オスモカラー
安全性に配慮したい方におすすめの塗料です。
ひまわり油、大豆油、アザミ油など自然由来の植物油を使った木部塗料です。
小さな子供がいる家庭は安全性にも配慮したいですよね。
そういった方におすすめの塗料です。
□まとめ
今回は木部塗装の塗料の種類について解説しました。
木部塗装について不安を抱えていた方も解決できたのではないでしょうか。
木部塗装をお考えの方はぜひ参考にしてください。