リフォームを検討されている方で、外壁塗装の色に悩んでいる方はおられませんか。
今回は、そのような方へ向けて色選びの際に押さえておきたいポイントや、失敗しないために知っておいた方が良いことを解説します。
また、色を選ぶ際の注意点についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
□成功する色選びのポイントとプロおすすめの配色例
外壁の色選びに失敗すると、満足のいかない色のまま暮らすことになってしまいます。
また、工事をやり直す場合は数十万円以上かかってしまうこともあります。
失敗しないためにも、色選びのために押さえておくべき6つのステップをご紹介します。
1.自分の家や隣近所の家の写真撮影を行い、自分の家を目立たせるのか、それとも調和させるのかといった方向性を決定する。
2.どんな色にしたいのかイメージを膨らませて言語化してみたり、ご家族とも話し合ったりする。
3.イメージをもとに色を選んだら、最低でもA4サイズ以上のものを使って色の確認をする。
4.屋外で朝、昼、夜に色を確認し、太陽光の下でどう見えるか確認する。
この際、室内の蛍光灯の下だけで判断することは避けることをおすすめします。
5.流行の色や、何色が人気であるのかも押さえておく。
6.試し塗りを行う。
また、カラーシミュレーションをしてみる。
1と2に関してはまず、ご家族でしっかりと話し合いを行ってから色を選びましょう。
候補の色が見つかった後、3~6をチェックしてみてください。
また、色選びのパターンや成功した例についてもネットで調べ、画像で確認しておくとイメージが湧きやすいですね。
□外壁色の選び方と失敗を防ぐためにおさえておきたいポイント
まず、面積効果に要注意です。
面積効果とは、色の錯覚の一種です。
想像していた色と違うという失敗の理由としてこの面積効果が挙げられます。
全く同じ色であっても、面積が大きいか小さいかで、見え方が異なるのです。
ネットショッピングで買い物をして実際に商品が届いたとき、サイトに載っていた色と全然違って満足いかなかったという経験はありませんか。
これも面積効果が原因である可能性があります。
明るい色は、面積が広くなればなるほど、明度と彩度が上がって見えます。
一方暗い色は、面積が広くなればなるほど明度と彩度が下がるためくすんで見えるのです。
外壁は非常に広い面積をとっていますよね。
そのため、面積効果に注意する必要があるので、頭に入れておくことをおすすめします。
この知識を知らないと、イメージと実際の仕上がりにギャップが生まれてしまう可能性があります。
実際に他の家を観察してみて、自分が描いているイメージに近い色の外壁を見つけて参考にしてみても良いでしょう。
次に、屋根・サッシ・ドアとの相性が重要です。
つい外壁の色のことだけに意識が向いてしまい、その部分だけを考えてしまいがちですが、相性を考えることが大切です。
特に、屋根は面積も広いことから家の印象を決定づける大きな要素になるので、屋根と合うような質感・デザインの色を選ぶようにしましょう。
屋根は西洋風なのに外壁は日本風にしてしまうといったように、雰囲気が離れすぎていると美しい家にはなりませんよね。
□色選びの注意点について
1.街並みや近隣住宅との色の調和を優先しましょう。
ご自身の住んでいる街を観察してみてください。
そして、できるだけ景観を損なう色を選ばないように注意しましょう。
鮮やかすぎる色にしてしまうと浮いてしまうかもしれません。
2.塗装できない部分とのマッチングに気を付ける。
建物には、窓枠や玄関など、色を変えられないアルミ製品の部分が存在します。
アルミ製品はブロンズや白黒のどれかに統一されていることが多いため、それらとの相性を考えたうえで色を選びましょう。
3.基本的に外壁に使える色は2色まで。
色を増やした方がデザイン的にも良いと考え、3色で仕上げることを希望される方もいますが、あまりおすすめできません。
なぜなら、仕上がり後の見た目が、ゴチャゴチャとした印象になってしまうからです。
4.ツヤをつけるか抑えるかで仕上がり感を変えられる。
塗料にはツヤ有りパターンとツヤ無しパターンがあります。
ツヤを調整できる塗料も多く、ツヤの有無で印象も変わるため、事前に塗り板サンプルでツヤの確認も行いましょう。
5.汚れが目立たない色を選ぶ。
グレーとベージュは汚れが目立ちにくい色とされています。
これは、外壁に付く可能性のあるカビや藻、砂埃などと同化するからです。
汚れが目立たないようにするためになるべく濃い色を選ぶ方もおられますが、汚れはグレーやベージュに近い中間色であることが多いため、意外とカバーできないのです。
□まとめ
今回は外壁塗装を検討されている方へ知っておいた方が良い情報をお届けしました。
予算もかかりますし、失敗するわけにはいかない塗装工事だからこそ、事前の準備やカラーシミュレーションをしっかりと行い、納得のいく外壁塗装を実現できるようにしましょう。
リフォームに関してお困りの方がいれば当社にご相談ください。